ごあいさつ


皆様こんにちは、体操服イラスト全国図鑑プロジェクトを統括しています、Dreaming Factoryのみずにゃんです。

日本で生まれ育った人なら誰もが一度は体操服を着たことがあるはずです。体育や屋外活動で必要になる体操服は学校教育においてもっとも重要なアイテムの一つだといえます。

体操服は全国で統一されたものではなく、各学校が独自でデザインを決めて採用しています。同じ市・同じ学校法人であっても、各校で全くデザインであり、各校の方針や個性が反映されているともいえます。

また、世界中で愛されている日本のサブカルチャー、たとえばアニメなどでも体操服やジャージが描かれているなど、日本文化の面でも体操服は重要なアイテムとなっています。

体操服は学校制服と同じで、他の一般的なファッションとはかけ離れた存在で、独特なデザインや機能性を特徴としていますが、学校に通う人や学校関係者、制服メーカー、販売店以外の一般の人には体操服の”奥”の世界はあまり明らかにされていません。また、体操服に関わる研究もあまり進んでいるとはいえません。

昨今のLGBTQの流れや気候の急激な変化を受けて、体操服のモデルチェンジを進める学校が増えてきています。スポーツウェアの機能性やデザインを取り入れたモデルが主流になり、従来からの伝統的な体操服は少しづつ失われつつあります。

私は体操服を小学生のときから愛していて、昔から地元の各校の体操服を見たり買ったりして研究を続けてきました。体操服のデザイン、着こなし、着用シーンなどは各校で異なっていて、現代の学校教育のあり方や地域性、トレンドなどを探ることができるのです。

当プロジェクトは、その研究対象を日本全国に拡大し、一般に広く公開する目的で立ち上げました。当然のことですが、実際に着用されている生徒さんの写真を勝手に掲載することは法的な問題もついてきます。そこで、”イラスト”のかたちで紹介するというコンセプトが生まれました。

私はイラストを描くことができませんが、イラスト化はイラストレーターの方にお願いし、イラスト化に必要となる資料集めと解説の作成を私が担うことでプロジェクトを実際にスタートさせることができるようになりました。

また、当プロジェクトは皆さんと作り上げていく共創プロジェクトにしたいと考えています。全国には約35,000校の小学生・中学校・高校があり、それを私一人でやっていくには、到底プロジェクトが成り立ちません。皆様からのサポートあってのものですので、ご協力いただける方はぜひプロジェクトを一緒に盛り上げていきましょう!

アーカイブしたイラスト資料を通じて、各方面の学術的な研究をサポートすることができれば嬉しい限りです。

体操服イラスト全国図鑑運営担当 Dreaming Factory みずにゃん

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