解説
春日井市立西部(せいぶ)中学校は市の西北部に位置する中学校です。
西部中学校の旧モデル体操服は、半袖体操服・ジャージ上下・ハーフパンツの4点セットで構成されていました。このモデルは2つのメーカーが製造を担当し、基本寸法や材質に差異がありました。
トップス(半袖体操服)は、白を貴重としたTシャツタイプですが、襟元、袖元、ロゴには青と赤の2色も加わります。
襟元は青に縁取られたクルーネックですが、実物は切れ目があります(イラスト等ではわかりにくいため切れ目の再現は見送りました)
袖元は赤2本、青2本、白1本が走るデザインで、遠くからでも目立ちます。
胸元のロゴは英字で、青色の文字と、赤の縁取りで表現がされています。右に行くほど窄まるもので、スポーティーな感じがします。ロゴ下の記名欄は販売時から装着済みで、購入者が手書きで記入していく方式です。
ハーフパンツは、きれいなロイヤルブルー。正面から見て右下(右膝の上の位置)にトップスと同じデザインのロゴが配されていますが、こちらは文字色が白くなっています。
シャツ出しで着用の生徒が主流ですが、体育の授業と体育大会ではシャツイン着用が求められている模様。普段からシャツインの生徒も増えてきているようで、どちらの着用スタイルも見かけます。
同校には、春日井小学校、松山小学校、牛山小学校と3つの小学校から進学してきますが、このうち松山小学校と牛山小学校はハーフパンツがロイヤルブルーで指定されています。そのため、各小学校のハーフパンツにロゴワッペンを貼り付けて着用する生徒がごくまれにいました。シャツインで着用したときに「m」や「u」マークが付いているので、このスタイルはよく目立ちました。
同校では2024年春より新モデルが導入され、このモデルは旧モデルとなりました。生徒がこれを現行モデルとして着用するのは2023年入学世代が最後で、2026年3月には(お下がりで着る生徒を除き)現役で着用する人がいなくなる見込みです。体操服のデザインは大きく変わりましたが、ロゴデザインは踏襲されました。
少なくとも20年以上にわたり採用され続けてきたものであり、市内随一で規模の大きい同校なので、(このページを作っている私も含め)少なく見積もっても5千人は袖を通してきたであろう体操服。個人的には新モデルよりもエネルギッシュでいいデザインだと思うのですが・・・。
スペックデータ
半袖体操服
製造メーカー・ブランド | カンコー |
材質(身頃) | ポリエステル65%・綿35% |
ハーフパンツ
製造メーカー・ブランド | カンコー |
材質(身頃) | ポリエステル95%・綿5% |
ほとんどのお店はカンコー製を取り扱っています。2023年に廃業なされた個人店が唯一、ゆとりある大きめのサイズを希望する顧客の要望に沿うかたちで、別のメーカーに製造を委託し販売なされておられました(販売店の方より閉店当時話をお伺いし、判明しました。このお店ではカンコー製も並行して販売されていたとのことです)