前回記事でもご紹介したとおりVRoidを活用した「3Dモデル」再現の試作研究を続けていますが、確認の取れたものから部分的ではありますが制作したものを掲載していく方針としました。
当プロジェクトはイラスト化を前提としたプロジェクト展開を行っていますが、イラストでの再現に加えて3Dモデルでの再現も展開していくことになります。
3Dモデルでの掲載について
イラスト同様に着用キャラクターはオリジナルキャラクターの女子としています。
当面の間は3Dでの細部再現の制約の観点で、複数のカットを選別・静止画にしたうえで資料を制作することにしています。閲覧者側で自由にポージングを変えたりVRMとしてダウンロードすることはできませんのであしからずご了承ください。
トップの資料画像は3Dモデル掲載採用にあわせてデザインや掲載ボリュームの見直しを行い、シンプルな表示にしました。細部の解説テキストはこれまで通り資料画像下の解説エリアにて掲載します。
3Dモデルではなくイラスト化する資料についても、今後新規掲載する分から資料画像をシンプルなものに切り替えていきます。
3Dモデルでは前後以外にも側面や斜めからの構図なども取り込むことができ、イラストではお伝えしにくかったハーフパンツのサイドラインや袖部のデザインなども分かりやすくなります。
3Dモデル掲載開始に伴う変更点
これまでは原則として夏冬(半袖・長袖)で1掲載としていましたが、3Dモデルでは掲載カット(掲載画像数)を増やすことができることと長袖姿の3Dモデル化には時間を要することから、夏冬を分離して掲載することとし、原則「夏(半袖)で1掲載・冬(長袖)で1掲載」の掲載スタイルに変更します。
イラスト化する分についても、資料の充実化の観点から新規掲載する分から夏冬を分離しての掲載に切り替えていきます。
当面の間は3Dモデル化は夏服(半袖)が中心となりますので、しばらくは夏姿の資料を順次制作・公開していく方針です。
また、3Dモデル掲載開始にあわせ、資料の利用ルールなどを一部改定する予定です。
また、「資料提供」にてご支援いただける方向けに、現状で3Dモデル化が可能な範囲に関して、別途追ってお知らせします。
今後のプロジェクトの方針
これまでイラスト化にてほとんどの部分を外注するかたちで進めてきたことから、予算上の問題で掲載ペースを上げていくことが難しく、プロジェクト継続のために一定部分の内製化を研究しており、行き着いた結果のひとつがVRoidによる3Dモデル化になります。
今後は従来通りのイラストでの再現・掲載の方向性を維持しつつ、3Dモデル化とそれに伴う夏冬掲載分離で新規掲載ペースを高速化することで、より多くの人にプロジェクトを知ってもらえるように取り組んでいきたいと思います。
AI技術など、内製化によるプロジェクト進行を可能にする研究は引き続き継続し、より良い方法があれば随時採用していく考えです。
最後ですが、プロジェクト名・サイト名は変更せず「体操服イラスト全国図鑑」の名で継続していきます。引き続きよろしくお願いいたします。